マイM4
こんにちは。パカ山です。
この週末は色々な調べ物をするので、今日は午後から図書館に行きます。
さて、今回は私のM4をバラしたついでに紹介します。
これです。新同品を友人から安く譲ってもらいました。
「予備銃」とか「実験用」とかに使用されている不憫な奴ですけど、実は最近は一番使われている頼りになる銃です。PDIのアルミアウターを装着しているので、軽くてしかも前重ではない事が最大のウリです。
当初は「命中精度の実験銃」の積りでしたが、すぐに極悪銃に改造されました。当時は東京の奥地の「ハイパワー戦」に足しげく参戦していたのです。しかし「0.8JのXM16E1」では50m先からアウトレンジされることも多く、如何に相手に接近するかが私の課題でした。そこでこのM4の登場です。最終的には1.45Jまでパワーを上げましたけど、レギュの範囲内でした!(5年前ですからねぇ)。でもやはりXM16E1を使う私がいました。
ハイレギュ戦ってやつは、接近戦をやるとゲーム後数日は被弾場所が赤く腫れてしまいます。背中やお腹に怪しい皮膚病みたいな模様が付きます。それと「突撃」には勇気が要りました。出会いがしらに至近距離で撃ち合う事があるからです。1.5Jで0.3gを数メートルの距離でフルオート射撃されてしまいます。その痛みは体が覚えているのでキモーチ覚悟が要りました。ま、2Jとかじゃないし、ゲーム中は痛覚が麻痺してるのでそんな怖いもんじゃなかったんですけどね。
予備銃になってからの中身です。
XM16E1に準じたパーツ構成です。
FETは露出するので見苦しくない様「熱収縮」を被せています。またストック基部にネジ止めし放熱させています。
実験機の名残で、ノズルストロークは2mm延長してあります。ノズル自体は1.6mmしか伸びてないのでかなり余裕があります。
ピストンヘッドはシステマです。Oリングに粉状に乾いたモリブデングリスが乗っています。しかし加速シリンダーで有られたスピードをピストンウェイトで維持するので安定して98m/s近くの弾速を出していました。
この銃もセクターピンをカム形状にしてあります。数年前まではシステマのハイスピードモーターを付けていたのでノーマルラージバッテリーで秒25発出ていました。ノズル先端にスリットを付けたくないので、当然ピストンヘッドを負圧利用にしたくありません。ならばノズル後退時間を稼いで給弾させるのがベストと判断しました。ピストンもフルストロークを維持していますし、給弾不良は皆無でした・・・・が、ある時チャンバーパッキンを脱脂した状態で撃ってしまい、瞬間で弾詰まりを起こしてスパーギアの歯を半周ぶっ飛ばしました。ちなみに、完全脱脂すると秒15発でも詰まります。それ以降メンテが億劫なのでハイスピードはやめました。
ついでに、以前に掲載したこの写真ですけど、タペットプレートの後退量を2mm増加させるとセクターの逆転が止まると書いてありますが・・・
ハイパワー時代の名残として、システマのスーパートルクアップギアも保存されています。もう使い道がありません。
今回バラしていると、ピストンレールにカスが溜まっていました。それも下側のレールの上面だけにです。上のレールはカスも溜まらないどころか殆ど接してないみたいです。レールは一本で良いのかしら?
次回はセクターピンのカム形状の理由をご紹介します。
ではでは。
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コメント
さすが、パカ山さん、素晴らしい加工技術です。
中々、そこまで手を入れるのは、生半可な覚悟では出来ませんね。
投稿: 弐の槍 | 2007年3月 3日 (土) 17時28分
弐の槍さん
ありがとうございます。
・・・でも、どんな銃使ってもパカ山がへなちょこなのは内緒ですよ。
投稿: パカ山 | 2007年3月 3日 (土) 19時55分
加工内容の凄さにビックリしました!
出始めのシステマオールヘリカルハイスピードギアセットを使ってますが
べベルノッチは2枚でした。
リューターを使って4枚に加工しましたが、それが限界です。
投稿: Crow | 2007年3月 4日 (日) 06時20分
Crowさん
いや、Crowさんこそ凄いですよ!
システマのベベルは見た瞬間に削るのを諦めました。
ノーマルのベベルはノッチ部分が別パーツの圧入なので分解すればバイスに加えて簡単に削れます。システマを削る方が数倍凄いと思います。ビックリです!
投稿: パカ山 | 2007年3月 4日 (日) 18時40分