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2009年4月 6日 (月)

オールナイトニッポン

年がら年中反省の日々の私ですが、今回ばかりは一生の不覚としか言えません。

 

川村カオリさんのオールナイトニッポンを聞きそこないました。

 

ブログで放送決定を知ってから忘れないようにカレンダーに書き込んでいたのですが・・・・どうしてでしょう、4日の土曜の夜にど忘れしてしまいました。

 

思い出してラジオを用意するもAMなんか久しぶりですからニッポン放送の周波数も忘れてる始末。そんで新聞で確認すると終わってました。

 

何でしょう、条件反射?
二部(深夜3時スタート)のリズムで準備してました。
一部(深夜1時スタート)だったんですね。その時間は全て忘れて歴史の本を読んでいました。時間も含めきちんと確認してないなんて、人間のスペックがガタ落ちしてしまってるのだろうと思います。

 

あまりの悔しさにアルバム「CAMP FIRE」を(数年ぶりに)引っ張り出して聞きながら寝ました。

 

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私が高校2~3年の頃でしたか、当時学生寮に住んでいた私は眠れなくなるとグラウンドのヘリに寝転がり星を眺めながらよくウォークマンを聞いていました。

受験を目前にして悩んでいました。
勉強はしました。苦痛だけど言い訳はしたくないので全力投球しましたよ。
だから就寝時間後に起きてしまったら、それは貴重な、唯一個人的な時間だったんです。

最初は音楽を聴くだけでしたがそのうちにラジオを聴くようにもなり、それまで毛嫌いしていた「オールナイトニッポン」も聴くようになりました。

・・・・そうして出会っちまいました。この放送に。

「弱冠18歳!屁理屈が多い!川村かおりのオールナイトニッポン!」

漠然とマスコミ志望だった私は東京に行かなきゃって思いながら、しかし母子年金と原爆医療手当でどうにか生計を立てている貧乏な母子家庭という自分の現実は非常に重く、ガキな私にはどうすれば東京に行く事が出来るのか、進学以外には全く想像も出来ませんでした。

対して、生放送で喋り捲った後は朝陽に照らされる前の複雑な色に染まる有楽町のスタジオを後にしていく同い年(・・って早生まれの川村さんは一学年上だけれど)の人間が存在している事実。

羨ましかったんですよね。自分でなきゃって世界を持ってる人が。しかも同世代。
私はまだ進路も決まらず大学というモラトリアムに最後の望みを賭けて逃げを決め込むしか頭が働きませんでした。

 

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川村かおり(現在はカオリ)さんは癌を患っておられます。
今回のオールナイトニッポンはそんな中での特別な放送(収録)でした。

 

川村さんが癌を再発された事は先日放送された「a life」で知りました。その番組はかつて私が属していた制作会社で制作(制作協力)されていました。懐かしかったです。

 

気が付けばあの頃から20年近い歳月が流れ、私はテレビの世界で10年働いた後、諸々の事情で現在に至りました。

 

あの頃、そしてそこから今までの時間。

 

あっという間ですよ。

 

その時間が何だったのか、何か感じる事が出来たかも知れなかったんですけどね、物忘れの酷さはどうしようもないレベルまで来てしまいました。

 

また次の機会を楽しみに待ちたいと思います。
ニッポン放送さん、再放送プリーズ!!

 

カオリさん、早く元気になってね。

 

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コメント

自分の場合ですが三十代までは気力、体力、思考というか頭の回転やらが充実しておりそのお陰?で葛藤の多すぎる年代だったように思っています。

パカ山さん、今回は語っていますので私も少し自身の葛藤のあたりについてちょっとコメントしますね。

私は高卒で直ぐ就職したのがGA隊でした、幼い頃から戦車乗員になりたかったからです。

そしてその希望は叶い戦車乗員になり退職、民間の会社に入りそこからが葛藤の嵐でした・・
強引に纏めると、利益 利益  利益  ・・・それだけ??
人間て何・・・??

感じてましたね。

GA隊は今とは違い当事は認知も理解もされず成人式に出れば過度の嫌がらせを受け外出すれば因縁吹っかけられ殴られ・・応戦は禁じられていましたので悲しいことに警察頼みの惨憺たる状況でしたよ・・・
しかし在隊当時、人の上に立つ事、部下を持つこと等、叩き込まれた事は今でも根幹として残っています。

そんな私が一般社会に出てからのギャップがあまりにも大きくはっきりいって受け入れがたいと感じていました、統率力に無い上司に士気のい従業員・・(そうでないところも当然あったでしょうが)

誤解を恐れず言いますと、いろんな意味での意識の低さに我慢ができずつい思っちゃった事は『こんな奴らの盾になるのはまっぴらだ!』でした。(当時)

私個人が感じたことなので他の方も同じように感じたかどうかは判りませんので悪しからず。

まだ五十路ではありませんがある意味自分的にこなれてきたことと、日本社会も普通っぽく変わってきたこと(自分の中では)等で今では葛藤はありません。
が、今思うと退職しないで残っていたら面白かったな本懐で、等と不適な思いはありますが(笑

年を重ねると色々落ちてくるものがありますよね確かに股間の起立度とか、あ物投げないでください・・打ち返しますよ?(爆
でもそれ以上に得たもの養ってきているものがある筈ですよね。
パカ山さんにはなんといっても毘沙門の【毘】ならぬパカ山の【パ】の旗印が!!

オールナイトニッポンですね私は小山真美さんのをよく聞いとりました、声が痺れたんですよ声がハアハア 

投稿: 四十路 | 2009年4月 7日 (火) 08時06分

四十路さん、相変わらずの亀レス本当にすいません。
で、自衛業でらしたんですね。
 
民間の企業は利益追求ですよね。それは企業のアイデンティティーと言っても良いと思います。もっといえばそれ以外の何を求めるのでしょうか。
 
私も特殊な会社員でした(その後フリー、今は事業主)。おかげで利益至上主義とは距離がある環境で働く事が出来たのは非常に稀有な幸運だったと思います。
その殆どの期間がマスコミで、沢山の企業の栄枯盛衰を目の当たりにしました。
 
そして悟りました。
 
利益に勝る価値基準はないと!(あぁ~、物を投げないで下さいぃ)
 
そして伸びて行く会社は社員に犠牲を強いる場合と「きわどい」場合のどちらかだという事も(ここ重要です)。 
 
勿論例外はありますが、極めて少数ですね。NHKで紹介されるくらいですから特殊な例なんでしょう。
 
厄介なのはペルソナで、上司は本心を明かしません。明かせないですし。「仮面の告白」とはよく言ったもので、童心を素の自分とするならば、社会に出た以上本当の自分と言う物は自分自身でも把握出来ない他人から見た自分であり、自己の演出が機能しているかどうか定かではないわけです。
 
個々人は、毎朝の新聞で世界に目を向ける一方、自らが属する組織において関係する数人との人間関係に全精力を奪われてしまいます。・・・・それが悪い事とは思いませんが、仕事のストレスの大半はそこにあります。
 
そして世界規模での様々な問題は一握りのアメリカ人の「心理」に起因する問題であり、それらと関わる手段は我々にはデイトレかFXくらいしかありません。これは追従を意味するのではありません。行動の手段を言っています。
 
残念ながら地球規模のアクティビティーは個人には難しく、しかも我が国の今の総理は私の知る限り歴代ナンバーワンで国語が出来ません。
 
今後世界景気は半年後くらいから回復していくと私は予想しますが、残念ながら日本の総理は一切役に立ってはいないでしょうね。
 
最早石破さんしか日本にはいません。ってか石破さんベストだと思うんですけどどうですか?
 
「利益利益利益!」それは日本の強さであり最大の弱点だと思います。

投稿: パカ山 | 2009年4月17日 (金) 14時32分

亀レスなんてとんでもありません。

>石破さんベストだと思うんですけどどうですか?

ズバリ!同意見です。
あと私的には佐々さんもセキュウリティー絡みに一押しではないかと思っております。

石破さん、某TVで大田なんちゃらを相手にしているとき等は流石に笑っちゃいましたどいろんな意味で。

利益って一言で言うと簡単ですけど十把一絡げで言えないところでいろんなとりかたが出来ますからね、当然価値は人それぞれですからここでは言ったのはお分かりだと思います、悪い意味での利益至上のことです。

>そして伸びて行く会社は社員に犠牲を強いる場合と「きわどい」場合のどちらかだという事も(ここ重要です)。

よくわかります。

私的には日本にアングロサクソン経済を脱却出来る程の力があればいいのですがと、思ったり・・・・

猛烈に的外れなもコメントしてしまったと思っていまして失敗したな~などと思っておりました、お許しください。(冷汗

投稿: 四十路 | 2009年4月17日 (金) 19時37分

>猛烈に的外れなもコメントしてしまったと思っていまして
いえいえ、非常に考えさせられるコメントを私の拙いブログごときに投稿して下さいましてありがとうございました。
 
佐々さん良いですね。浅間山荘の映画見に行きました。
後藤田さんの例に倣って官房長官をお願いしたいです。日本の危機管理も磐石の備えというわけですね。
 
最後に、「ニッポンバンザイ!」
 

投稿: パカ山 | 2009年4月18日 (土) 01時04分

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