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2009年11月10日 (火)

L96のライトチューン

おいらの周囲ではシンケンイエロー派が太ももで一歩リードしています。
シンケンピンク派のおいらは孤立の危機を迎えています。

で、L96のライトチューンをやってみました。

L96_1 まずはアウターバレルからマズルキャップを撤去します。
アウターバレル先端をガスコンロで直火焼きすれば簡単です。
そんなに加熱しなくて良いです。炎に触れない程度の距離で表面が妄想で150度くらいになったらラジペンをマズルキャップの穴に差し込んで回します。
ちなみにネジは正ネジで、Gスペよりはネジロックが少なめだったのでラクに外れました。

 

L96_2 アウターバレルにチャンバーを挿入してネジを締めこむと、大抵こんな風にインナーバレルが変な方向を向いています。原因はチャンバーの歪みとアウターの歪みです。これではインナーバレルがマズルキャップに曲げられてしまいます。

 

L96_4
従って赤丸の部分を殴ってみたり(矢印の×の部分は手元が狂いました)、チャンバーのテーピングを銅箔テープでやり直したりしながらチャンバーの芯を出していきます。

 

L96_3 普通にネジを締めれば必ずこうなるまで調整します。
まだ下にふってますので最後にセロテープを一枚巻いて完了しました。

 

L96_5 続いて試行錯誤。
ホップの掛かりの弱さをなんとかしようとして失敗した記録です。
円盤状に切り出したプラ板を調整ダイヤルに挟み込みました。

 

L96_6 ダイヤルの底上げをしようとしてみたわけです。
しかし0.5mm厚では厚みが足りず、1mm厚ではダイヤルが回らなくなりました。

 

L96_7 原因はホップアームの赤丸部分がアウターバレル内壁に干渉してそれ以上動かなくなるからでした。
0.25g以上の弾で適正ホップを得るにはホップアーム自体を加工する必要がある事がわかりました。この作業は失敗です。
で、調べてみましたら、ガンスミスエンジニアさんで紹介されている方法が一番確実で優れた方法だと思います。流石ですね。

ついでにアームの可動軸にも注目です。
支点と作用点の距離がVSRと比較して非常に短く、またアームの先端とシムゴム押さえが別パーツ化されています。
M14風のリンク機構も遊びが多くて気持ちが悪いです。ホップ機構はVSRの方がシンプルで且つ優れていると思います(この辺は次の課題です)。

それとインナーバレルとチャンバーの間に隙間を作りました。
本来ここはインナーバレルをタイトに固定していますので、9mmのドリルを通してスカスカになる様に加工してあります。

 

L96_8 チャンバーのこの部分も同様にドリルを通しました。
芯出ししたとは言え、チャンバーには僅かなズレは必ずあるでしょうからインナーバレルを逃がす事でバレルの曲がりを防ぎます。

 

L96_9 ついでにインナーバレルにも銅箔を巻きます。
この位置に巻いたのはBB弾の保持位置をインナーバレルの首フリの支点にするためです。

 

L96_10 ホップアームはイモネジで直押しする事にしました。
0.25gでも鬼ホップが掛けられます。

 

L96_11 さて、アウターバレルの根元上部には位置決めの穴があいていますが、これは長穴になっています。アウターバレルとレシーバーの上下を合わせると最悪ネジピッチの一周分近くアウターバレル&チャンバーのユニットが前後するから当然ですね。

 

L96_12 アウターバレルはこの銀色のパーツで位置決めされます。
アウターバレルのネジ込み量の違い(個体差)によって写真の隙間が増減し、隙間が多い程チャンバーが前に逃げて行くので、実質のノズル長が目減りする事になります。

 

L96_13 この個体はどうかと言いますと、結構前に逃げます。
丸で囲った部分に見える銀色の部分の幅が上述の隙間の幅です。

 

L96_14 この状態で給弾のガイドを載せてみます。ガイドの前端はチャンバーにネジ止めされます。で、後端のネジ穴はこの通りピッタリというかホントはチャンバーにもっと前に出ろってことでしょうかね?

 

L96_15 それは嫌なので、逆にアウターバレルをもう一周ネジ込んでみました。
アウターバレルの位置決めパーツの隙間はほぼ無くなり、その分ノズルが延長されたのと同じ事になります。

・・・しかしこうなりました(汗)。
ネジ穴が塞がれてしまっています。後程棒ヤスリで干渉部分を削って固定ネジがすんなり入る様にしました。

 

L96_16 そしたらおまけにこういう問題が起こりました。
チャンバー後端にシリンダーヘッドが当たり、ボルトハンドルを倒す時に少し抵抗を感じる様になりました。

 

L96_17 まぁそれ自体はむしろノズル長を最大限に利用しているので悪くないかとも思うのですが、副作用としてボルトハンドルを下げた時に本来解除されるはずのトリガーロックが外れにくくなり、引き金が引けない現象が多発する様になってしまいます。
トリガーユニット全体を遊び一杯うしろに下げてしまえば解決しますが、結局はチャンバーを前に逃がすかシリンダーをうしろに逃がすかの違いという訳です。

 

L96_18 そこでトリガーユニットは全く触らずチャンバーの後端を1mm程削り取ってしまいました。
これでボルトハンドルの動きもスムーズですし、トリガーがロックする現象もなくなりました。
写真には芯出し時の銅箔テープも見えています。

 

L96_19 次にノズルです。
この通り給弾機構の関係上好き勝手にノズルを延長する事は出来ません。

 

L96_21 私はボルトのノズル長をかなり長めに設定するのでΦノズル化しました。
全長が変わらないので給弾に影響を与えません。

このノズルは4Φの内径を30度のテーパーで5Φまで拡大し、その5Φ部分に厚さ1.68~1.69mmに削ったジュラコン板を圧入しています。出口付近ではテーパーで厚みを減らしていますので写真では細めに見えると思います。
ロングバレルなのでやや絞りめの方が初速と弾道の安定に繋がる筈です。

 

L96_22 最後にピストンヘッドの消音加工です。
シリンダー容積が少し減りますのであまり嬉しくはないんですけど、この銃はちとうるさいですよね。

ちなみにノーマル時のシリンダー容積はインナーバレル容積の1.96倍程度でした。アバウトな計測なので勘弁して下さい。

以上が現在までのカスタム状況です。

初速は適正ホップ0.25gで80m/sを下回っていますがロングバレルらしい弾道で20m~45mまでは10倍コマンダーのドット2個の範囲内に収まりました。50mでは結構落ちますね。スコープ内に着弾しますが。

しかしホップの安定にまだまだ不満があります。
今後の課題はホップアームを何とかする事と、力任せに装填せざるを得ないマガジンを何とかする事です。

特にマガジン!弾が変形するかローダーが壊れるかとビクビクしながら10円玉をガイドに給弾しています。BB弾の選別とか以前の問題といいますか、ある意味何かがふっきれます(笑)。

・・・・おいらやっぱりVSRの方が好きです(ボソッ

それでは、また何か弄ったらアップしますので宜しくお願いします。

 
 

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コメント

L96は持ってないのでカスタムを完全には理解出来てませんshock

しかしこれだけは解る…本気を出されると、格が違うw

投稿: T-96 | 2009年11月11日 (水) 17時39分

ダメ人間のデルタです。

L96のチューン&SOPMODの修理ありがとうございました。
らーめんの件いつでも言ってください。

ちなみにシンケンイエロー派です。

投稿: デルタ | 2009年11月11日 (水) 23時20分

T-96さん、いやぁ褒めすぎですよ(汗)。
大した能力があるわけでもありませんので、全力で挑まないとまともなカスタムが出来ないだけです。
次はとにかくマガジンですね。方針は固まっていますので如何にシンプルに纏めるかがキモです。難しい所は一度BB弾をマガジン内に押し下げてから給弾を開始するしくみを何とかする事なのですが、マルイさんの発想力を以ってすればこんなの何とかなったと思うのでそこが不思議でなりません。
早くマルゼンの96と並べて撃ち比べてみたいです。
これからも宜しくお願いします。
 
 
 
デルタさん、いろいろどうもでした。
SOPMODは、あれだけメカボに優しい仕様だったにも関わらずセクターが逝っちゃうなんて、変な所にスでも入ってたんじゃないかと思います。
L96はマガジンが完成したらまたドック入りさせて下さい。ホップ部分を改良しますんで。
ラーメン期待しています。じゅるるっ。
ってか、あなたもイエロー派ですか?
ピンク超イイじゃないですか!!
 
  

投稿: パカ山 | 2009年11月12日 (木) 23時04分

パカ山さん
いつもヒントを頂き有難うございます。
インナーバレルの首振りの始点をBB弾の保持位置にすると言うのは目からウロコでした。
確かにBB弾が真っ直ぐ進む道が出来れば良いのですから言われてみれば当たり前ですね。
チャンバー出口を幾らガッチリ固定しても意味は無いと・・
自分もマサダのチャンバー出口はブラブラで、インナーのBB弾保持位置とバレル射出口の2点で固定するように調整したいと思います。

投稿: つるりん | 2009年11月17日 (火) 08時48分

つるりんさん、あそこはキモですので喰いついて貰えて嬉しいです。
銅箔をもっと細切りにしたり、前後にずらしたりして調整しています。
以前アップしたタナカのガスボルトM700A.I.C.S.も同様に弄りました。
 
「固める」って事は高い精度を要求されるという事ですので、むしろ全てをルーズにした方が良い場合もあります。
私は固める派なのでいつも地獄を見ています(笑)。
今回もロングバレルなんで大変です!
 

投稿: パカ山 | 2009年11月18日 (水) 13時12分

かなり久しぶりの書き込みになります(^_^;)

バレル芯出しの事なんですが、アウターバレルとインナーバレルを立てて覗いた時、どのくらいインナーが真ん中に来てればいいと思われますか?

だいたい目見当で真ん中かな… くらいなのか、ちゃんと測って1mmくらいのズレは許すとか(笑)

投稿: くに | 2009年11月28日 (土) 17時34分

くにさん、レスが遅くなりまして申し訳ありません。
インナーバレルがセンターに来ているかどうかはマズルキャップで判断しています。
マズルキャップを、インナーバレル(1/4周だけセロテープを巻きました)に接するギリギリまでねじ込み、マズルキャップの穴からインナーバレルを覗きこみながらマズルキャップを少しずつ回します。
マズルキャップにインナーバレルの先端が収まる時に抵抗感や見た目のズレが生じない様になるまで追い込んでいます。
当然マズルキャップのネジ部のガタや、見た目では追い込めないズレはあるのですが、インナーバレルの肉厚が1.3mm程度である事から判断すると恐らくコンマ数ミリ以内のズレで収まっていると思います。
また横方向のズレには特に気を遣っています。
でも自重で曲が・・・ゲフンゲフンw
 
マジな流速チューンの時はダイヤルゲージで測定して5/100mm以下に追い込んでいます。

投稿: パカ山 | 2009年12月 4日 (金) 03時24分

パカ山さんレスありがとうございます。
まさかそこまで追い込むとは(汗)

そうなると真鍮よりステンレスバレルの方が曲がりにくくて有利かもしれませんね。

投稿: くに | 2009年12月 5日 (土) 00時11分

ホップ、かかりの弱さ改善案です。ホップ押し棒に自転車用虫チューブをかぶせます。押し棒より3ミリ位長さを伸ばしてカットします。以上の加工をして組み込み完了です。

投稿: ダイトウ | 2012年4月 5日 (木) 21時51分

なんでΦノズル化したんですか?
それで何か効果ってあるんでしょうか。
教えて頂けたら幸いです

投稿: 射命丸澪タン | 2012年10月30日 (火) 00時10分

射命丸澪タンさん、良いと思ったからやりました。それ以上の意味はありません。

投稿: パカ山 | 2013年6月 8日 (土) 10時02分

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