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2013年12月30日 (月)

冬休みの自由研究②

前回からの続きです。
流速チューンで発射されたBB弾には何が起こっているか考えてみます。
断っておきますが流速チューンを推奨しているわけではありません。

銃口から高速のエアと一緒に放出されるわけですから、まず対気速度が下がります。
弾速計では分からない現象ですよね。BB弾にとっては弾速計の数字よりも低い速度で撃ち出されたのと同じなわけです。

銃口から放出された高速なエアの影響下から脱したBB弾は今度は弾速通りの対気速度になっていきます。余談ですが、銃口から出た高速のエアを追い越す時って、BB弾にとって対気速度が上がる事になる場合もありますよね。それってBB弾にとっては銃口外加速ですよね。ちゃんと弾速計で測定したら減速していますから安心してくださいw

高速なエアの影響下にあるという事はもう一つ、ほんの僅かですが標的までの距離が減少した事と同義です。BB弾が空間ごと移動しているわけですから。

以上の事がどんな現象として表れるのか考えてみましょう。

銃口からでてしばらくの間はホップが掛かりにくいですよね。
そうすると発射直後のBB弾は重力でドロップします。発射直後のBB弾のベクトルがノーマルとは異なる事になります。

例を挙げると、ノーマル旧世代M4をインナーバレルを280mmくらいにカットして、スプリングだけ強い物に交換し、あとはノーマルのまま初速95m/s@0.2gくらいにしたとします。
これで0.2gBB弾を適正ホップにしてプローンで撃つと、BB弾が地面に触れそうなくらいドロップしてから緩やかに上昇を始め、ホップの頂点がその分遠くになり、やや山なりな弾道ですが実用的な射程距離は延びます。S字みたいな弾道です。

インナーバレルの内径やノズル内径を拡大すると、流量が増えてさらにドロップして山なり弾道になります。逆に絞ると弾道がフラットになっていきます。
私のブログ内で08バレルよりも内径が大きいバレルを使用していないのは山なり弾道を嫌っての事です。スコープを10倍に固定して使うので多少射程を犠牲にしても極力フラットな弾道にします。ダットでは気にならないくらいの山なりでも10倍スコープだと辛いんですよね。

ここから更にバレルを短縮してスプリングで初速を補っていくと弾道の山なりが強まりますが、例の銃口から出るエアがBB弾に影響する距離が伸びて行きます。そこでノズル内径を絞ると弾道の山なりをある程度抑えることが出来ます。
そしてインナーバレル長が200mmを切ってくると色々と問題が出てきます。

流速チューンは重いピストンとフルサイズシリンダーだとか言うのは大間違いです。
たとえ1cmでも加速区間を設けた方が効率よくシリンダーの内圧を高められるに決まってますよね。
重いピストンについてもそう。重いピストンより軽いピストンの方が弱いスプリングでも高速で前進してくれます。つーかマルイさんのノーマルピストンの内部の錘を見てみれば分かりますよね。内部を肉抜きして重さを調整してありますから。さすがですよ。
スプリングは伸びるにつれて力が弱くなるから、加速されたピストンの慣性力を高めてシリンダー内圧を上げるというのがピストン重量云々の本来の話なのに、ただただ重くするだけというのは効率を下げているだけです。慣性力という観点からみれば例えばKM企画さんのワープ400シリンダーを使った場合には正直ノーマルピストンでも少し重過ぎに感じます。
それを重いピストンに強いスプリングでメカボに負担を掛けて、おまけにギアも重くて硬くて慣性力も大きい物に変える・・・って、あまりにも芸がないですよね。
そんな銃を流速チューンと言うのならフィールドから締め出されて当然だと思います。

なんか脇道にそれてしまいました。すいません。
でも長くなりましたので今日はこの辺にしようと思います。

初心者のみなさんは間違った情報には気を付けて下さいね。どこのフィールドにも高い技術と経験を持ったチューナーさんがいらっしゃると思いますので、安易にネットの情報を信じる事なく(この記事だって眉唾で読んで下さい)、そういう人たちに活きた知識を学んで下さい。

ではではまた。

 

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