2015年9月24日 (木)

Φノズルのコピー品を国内で流通させた場合について。

大変ご無沙汰しております。パカ山です。
今日は残念な内容での更新です。

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中華製品等の流通、販売に関わる皆様へ

SHSより「ΦノズルM4/G3」及び「ΦノズルAK」のコピー品が確認されました。
国内への流入はまだ確認されていませんが、もしΦノズルのコピー品を国内販売した場合について、あまり楽しい話ではありませんが纏めておこうと思います。

Φノズルは実用新案に登録された製品です。したがって無断で商用利用した場合、それは「権利侵害」という違法行為ですので「損害賠償」を請求されるリスクを負います。

損害賠償で請求される金額は「ノズル一個当たり数百円程度」と予想されます。Φノズルは日本製のため中華コピー品より高価ですが、損害賠償となると金額はその程度です。

但し、損害賠償の金額は「裁判」で決められます。弁理士ないし弁護士との契約金等の費用が双方に掛かりますし、更に裁判で負けた場合は支払うべき金額は増えます。

ノズル一個当たり数百円と思われる金額をめぐって場合によっては数百万円のお金と時間と労力が必要になると思って下さい。

当方も無傷では済みません。権利侵害側よりは少ないとは言ってもそれなりのお金が掛かりますし、裁判に時間と労力を費やす事は同じです。

 

最近はインターネット等を使って副業として中華製品の販売をされる方もいらっしゃるかと思います。そういう方はもし訴訟となった場合は「販売実績についての調査」も行われると思われます(納税の実績も調査されるかも知れません)。

裁判所に出頭するための時間も取られますので本業に影響する事も考えられます。それに何より「違法なネット販売の副業で訴訟を起こされている」という事が周辺に知られる事になります。たった数百円の利益にも、それが違法である場合にはそれだけのリスクが生じます。

 

私はそういう訴訟の類は全くもって無駄だと考えています。出来る事ならば全力で避けたいです。しかしプライドをもって製作した自分の製品が安易にコピーされ、国内で自由に流通する事を看過出来るほどお人よしではありません。

しかし沢山の業者さんが違法は承知で一斉にコピー品を販売した場合にはその全てに訴訟を起こす事は出来ません。金銭的に不可能です。そうなったら誰か一人と徹底的に戦うくらいが精一杯だと思います。

だからどうかコピー品は販売しないで下さい。

 

もし流通や販売に関わる方々がこの文をお読み下さったならば、法に則った行動を心からお願い致します。

パカ山こと浦 高浩

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私はパニック障害が悪化し、薬の副作用や二次的うつを併発しております。闘病も長くなりましたが、まだまだ長引くかも知れません。ご迷惑をお掛け通しで申し訳なく思っております。ストレスを溜めない様にと出来る限り何も考えない暮らしをしておりましたところに、このようなコピー品の話が耳に入って来まして、呆れるやら情けないやらです。

パカ山

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2009年9月15日 (火)

Φノズルを使ってAK47Sをいじってみました。

リリースが遅れていました「ΦノズルAK47」は、以前ご紹介した通り7月には先行量産も兼ねての試作品を100個製作しましたが、検品の結果全て再加工となりました。
再加工したものはレーザーで3D測定を行い、それにより製品として通用する物が100個完成しました(そもそも試作品の実射テストは一年前に終わってまして、加工図面も昨年には出来上がっていました)。

完成した試作品は早速実射テストを行い、またサンプルをPAW WORKSさんに送りました。その結果は「PAW WORKSからのお知らせ」に記載されています。

当方でも秒間24~25発でのテストを行い、満足出来る結果が得られたため工場に量産の発注をかけましたが、現場スタッフ泣かせの品らしく、量産には難色を示されました。
何とか説得したものの、その分コストは上がってしまいました。

・・・・利益が減ります(泣)。

そうして量産品400個が上がってきましたので、先日の定例ゲームにて量産品の作動テストを行いました。同じく秒間24発程度での撃ちまくりです。
結果は良好でしたので、間もなく発売出来ると思います。

ここからはテストに使用したAK47Sの紹介です。

Ak471 メカボはノーマルに近いのですが、プチハイサイでのテストを行うために流速チューンを施してあります。

交換したパーツは以下の3点です。
①ノズル(ΦノズルAK47)
②スプリングガイド(システマベアリング付きガイド)
③スプリング(システマM100)

次に加工したパーツが2点。
①加速シリンダー加工
②シリンダーヘッド内径の絞り加工

ついでに配線は効率の良い物に交換しFETは2石使用しています。

 

Ak472 続いてインナーバレルを200mmにカットします。
インナーバレルはチャンバーとマズルの2点止めですので、インナーバレル先端を何とかして固定しなければなりません。 

AKのアウターバレルは内径が約12mmもあるので、ホームセンターで購入した外径12mm内径10mmのアルミパイプでスリーブを作り、銃口側から叩き込みました。スリーブの長さは4cm程しかなく、本当に最低限の長さです(まぁ実験用ですから)。

後はアウターバレルに銅箔テープを巻いてガタを取ります。

ついでにFETのスペースを確保するために六角棒を一部カットしてリアサイト下部の空間を拡大しています。

 

Ak473 スリーブを入れてもまだ内径は10mmもあります。
インナーバレル先端には真鍮のリング(ガタ取りとかで売ってるもの)を取り付け接着。さらに銅箔を一枚貼ればキッチリ留まりました。幅が細いのがミソです。バレルを曲げません。

 

Ak474 マズルは一段狭くなっていますので11.5mm程度まで穴を広げておきました。

 

Ak475 以上で完成です。
11.1V、1300mmAH、12Cのリポをぶち込むと秒間24~25発程で軽やかに回ります。
ちょっとケーブルが太すぎたみたいでセミで2点バーストを起こしたりします。まぁリポが3セルですから仕方ないですね。
基本フルオートにしてゲームで撃ちまくってみたところ、気持ち良いサイクルで快調に作動してくれて、ちゃんと敵も狩れました(笑)。

 

「ΦノズルAK47」は間もなく発売致します。宜しくお願い致します。

 
 
 

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