2006年12月 5日 (火)

普通免許一発試験(第一部完)

こんばんは、パカ山です。

意外と好評を頂きましたこのシリーズも今回が一応の完結と相成ります。

というのも・・・・・

Photo_163じゃーん!

とった!とったよ!

バイク失効以来、12年ぶりの免許だよ。

しかもはじめての「タイヤ四つ」のマシーンだよ!

パカ山35歳にしてとうとう取得してしまいました。

それでは最後の取得時講習についてです。

・・・って言っても、受けたら終わりです。もう落される事はありません。そういう気楽さはあるのですが、「受けて良かった」と思えた講習でした。

初日は3時間の「応急救護処置講習」です。

パカ山は以前「虚血性心疾患」のお年寄りが倒れるところに遭遇し、全くの素人ながら心肺蘇生を試み、そして救えなかった経験があります。
野次馬ばかりが群がり手伝ってくれたのはたった一人。救急隊員が来るまで心臓マッサージと人工呼吸を5対1で続けました。5対1でやったのは小学生の時見たドラマがそうだったからです。
救急隊に引継ぐ時、連絡先を聞かれたので名刺を渡しましたが、数日後かかってきた電話は奥様からで、「葬儀も終わって落ち着いたのでお礼を言いたかった」というものでした。

講師にその話をすると、「正直言って助からない場合が殆どです。だけどゼロではない。助かる場合もある。その為のものです」と言われました。何だか救われた気がしました。

1時間目の座学の後、2時間目は人形を使っての実践を行い、3時間目はそれらの一連の動作を行なってから、「止血法」と「AED」の操作を学びました。道具も進化しています。勉強になりました。

翌日は運転を中心とした講習です。
まず地図を渡され目的地まで自由なコースで運転を行ないます。目的地に着いたら他の講習生と運転を交代し、自動車学校まで戻ります。その間、他の講習生の運転で気付いた事をメモします。

自動車学校に戻ると、相談室にて、それぞれ自分の運転を反省し、且つ同乗者の運転で良かった点や改善点を指摘しあいます。講師のツッコミが鋭く、非常に参考になりました。
例えば運転の時に講師に「そろそろ安全な場所で止めてください」と言われて車を止めて運転を交代したのですが、改めてその時の状況について「あなたが駐車した場所は次の図のうちどれに当たりますか?」と図を見せられました。おいらが番号で答えると、「その場合の駐車方法はどうなりますか? 75cm以上取れる場所でしたか?」などと鋭く指摘されました。

次に「危険予測ディスカッション」に入り、「本試験のイラスト問題のような写真」を見て予想される危険を指摘しあいます。コレがよく出来ていて、一本取られることも度々でした。うまく正解するとなかなか気持ちイイです。・・・てか、ホントは全部当てて当たり前か。

それが終了するとお待ちかね「高速教習」です。もうすっかり日も陰り、インター手前に着いた頃にはライト全開です。そこから運転を代わり、ETCレーンから東名に乗りました。怖かったです。それだけです。次のインターで下りて、講習終了。自動車学校に戻り「修了証」を受け取りました。

講習の代金は初日の「応急救護処置講習」が3,800円、
二日目の「普通車講習」が9,800円でした。結構します。
初日に一括で支払いました。そしてこれで全てオシマイ。

昨日その「修了証」と「仮免」と「印鑑」を持って免許センターへ行きました。
9時半に受付開始で、交付は11時。そうして晴れて免許の交付を受けました。
交付の代金は1,650円。ついでに「交通安全のため任意で協力金として1,000円を・・・」とか言われましたが、家内に貰った2千円しかポケットに無かったのでそんなの払えませんでした。払う気もあんまりなかったりします。

これでこの記事もひとまずおしまいです。
大型や二種の予定は今のところないので、

「免許とりあげられました! 再取得への道」

・・・・・という形での連載再開だけは避けたいと思います。

それでは。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2006年11月17日 (金)

路上試験合格

パカ山です、こんばんは。やっと路上に合格しました。

 

東三河運転免許センターでは月木(と一部の火曜)しか路上試験日が無いので休みが合わずこんなに長引いてしまいました。

 

前回の失格に懲りたパカ山でしたが、10月26日に二回目のチャレンジをしてまして、実はまた失格しちゃってます。トホホ。
その時は問題なく路上を走り終えて場内に入り、最後の課題「方向転換」をやったところ、駐車スペースが浅く、車の前部が入りきりません。仕方なくギリまでバックさせたら「コツン」と柵に当ててしまいました。あほです。失格です。運転席で大きくため息をついて「アウトですか?」と聞くと「そうだね。事故だからね」と。
車を降りる時「無理して下げなくていいよ。それとドア開けて見てもいい」と言われました。・・・そうだったのね(全く知らなかった)。ルールを知らなきゃゲームは出来ません。
路上の走りについては「慎重に走ってたね」の一言のみ。

 

そんで今日が三回目。
なんでこんな事になったのか・・・。ハァ。

 

しかも受付後にもらったコース図を見て目が点になりました。

 

・・・・それは幻の「Dコース」。受験者が1人しかいない時だけのレアなコースです。

 

おいらだけなの? 今日はおいらしかいないの?

 

なんか受かる気がしなくなってきました。

 

しかも路上受験者が1人だけなので後回し。
先に大型の試験。次に二種免許の試験。それらも受験者が1人ずつだったので担当者も1人で全部こなしてました。しかも使う車が全部違うので出したり入れたり。

 

寒い中、風に吹かれながら、自動二輪や大型車やらの試験をぼーっと眺めておりました。

 

やっと順番が回ってきたので路上に出ると、これがまた障害物だらけ。「何でこんなに工事が多いんだ。路駐も多いし」とか思いながら運転してました。しばらくして信号で止まると担当が横で何か書き込みを始めました。「何かやらかしたか?」と覗き込むと右折が少し小回りだったようです。
右折はコースの始めで一度あったきりだから信号待ちまで記入してなかっただけみたい。「うむむあれを取られたか、確かに少し表示との間隔があいたかもと思ったがその時は何も書かれないのでオッケかと思っていたら・・・・」頭の中で反省します。その後の右折はオッケでした。

 

場内の方向転換に入りました。
大きく深呼吸してからスタート。一通りの動作をしてバック。車体が垂直になった時点でドアを開けて後方確認。「こりゃ長さたらんやんか」と改めて思いながら適当に停止。ボンネットの1/3が道に飛び出してるけど気にしない。それよか左右の空間がドンピシャで気持ちがいいなと前進して左折。これで一通り終了。

 

車を降りる時、「最初の右折の小回り」をまず言われました。次に「慎重で安全なのはいいが円滑さも重要なので、信号の無い交差点の手前では特に見通しが悪い場合以外は、ブレーキまで踏まなくても、アクセルから足を離す位でいい」と言われました。

 

それ以外に減点される部分が思いつかなかったので発表までプラモ屋めぐりに行く事にしました。しばらくチャリで走っていると、結構なスピードで駐車場に入ってくる車がいたのでボーっと見ていたら、その車はたまたまバックを始めた車と衝突してしまいました。走ってきた車の横腹にバックした車がおしりをぶつけた形なので査定は微妙ですが。

 

愛知県は交通事故数で全国ナンバーワン。正直こわいです。

 

Photo_15数ヶ月前の雨の日のことですけど、仕事帰りに大きな交差点を自転車で横断してたら、後方から進入してきた車に思い切りぶつけられました。しかもそんなことする車が止まるわけがなく、むしろスピード上げて逃走していきました。警察もやるきなしで「またか」ってな感じで、「見つからないだろうね」とか「怪我がなくてよかったね。死んでたらやられ損だからね」などとのたまわっておりました。

 

おっと話が横道にそれまくっていました。
三度目の正直で。ようやく合格できました。
長かったです。

 

 

 

 

 

・・・・しかし免許交付までにはもう一つの関門があります。自動車学校に行って「取得時講習」を二日間7時間受けなければならないのです。

 

それのどこが関門かと言うと、これから高校生やらで賑わうため「取得時講習」なんぞやってくれない事が多いんですよ。4月までは講習受付をやめてたり、回数を大幅に減らしたりで思うような予約が出来ません。5社程電話してやっとこさ11月末で出来るところを見つけました。

 

免許取得は早くて12月第一週です。

| | コメント (5) | トラックバック (2)

2006年10月11日 (水)

普通一種免許一発試験のコツ

自分を戒めるためにも、守るべきコツを纏めておきたいと思います。
これらはネットで調べた内容も含みますが、それを元に試験官や練習所の人に聞き込んだ内容が殆どです。

 

1.キープレフト
  どんなにうまい人でもこれをやらないと落とされます。
  通常走行では白線1m以内。左折のウインカーを出したら更に寄せますが、
  白線を踏んだらアウトです。右折時以外左ベッタリが基本です。
  路上では更に細かく、歩道がない道なら上記の通り。
  歩道があれば左折のウインカーを出したら白線を踏むまで左に寄せます。
  キッチリ踏みましょう。それを専門用語で「メリハリ」といいます。
  左折時に巻き込み防止のため左後方の目視をします。これは車線変更、
  障害物回避でも共通で、あいまいだと必ず減点されます。
  「バックミラー、サイドミラー、目視」の三点セットをキッチリ表現します。

 

2.右折
  右折車線に入るとき「右の三点セット」を行なってからウインカー点灯。
  もう一度「右の三点セット」を行なうと丁度3秒です。中央線を踏む寸前まで右に
  寄せましょう。でも踏んだらダメ。ミラーが中央線の上にあるぐらいです。
  右折レーンがあるときは白線にピッタリ沿って入りますが、白線を踏むとアウト。
  特に「停止禁止部分」の道路標示を踏むと失格です。
  右折時はひし形や三角などの表示に沿って曲がりますが、必ず1m程度まで
  表示に寄せて曲がる事。それより手前で曲がるとラインが崩れ減点されます。

 

3.速度
  路上では特に重要です。標識を見て速度を落としても遅いです。
  事前にコースの最高速度を調べておく事。
  相手は、40、50、60km/hを取り揃えてきます。
  許容される範囲は10%未満。メーター読みよりも試験官のデジタル表示の
  方が敏感なので気を付けましょう。40キロ制限なら43キロ以内です。
  微妙な坂道でもスピードが乗るので特に注意します。
  仮免の40キロ走行区間や路上のパーシャル状態の時は必ず意識してバック
  ミラーをチラ見する事。やらないと減点されます。

 

4.踏み切り
  窓を開けるのは当然。
  それより、ガツンとブレーキを踏んでいる事をアピール。
  さらに慎重に音を聞きます。
  最低4秒は止まっていること(これはネット情報)。

 

5.坂道発進。
  登りは普通に。下りはATの場合2速に入れます。エンジンブレーキです。
  車3台分ほどの坂を、2速でエンブレみたく演出しつつもキチンとブレーキは踏んで
  下ります。下りながら右左安全確認して次の動作へ繋げます。

 

6.方向転換。
  路上試験の最後に、場内での「方向転換」が課されます。
  方向転換とはバック車庫入れと、その反対方向への発進のセットです。
  右方向転換と左方向転換がありますが、左の方が難度が高いとされています。
  実は路上で落とされる人の大半がここでの減点によります。
  しかし、単に目印をどれにすればいいか読みにくいだけです。
  場内で練習できれば全く不安はなくなります。
  ここでの注意点は、駐車スペースの前を通り過ぎる時にスペースの中を見て
  安全を確認しながら通過する事です。停止までは必要ないようですが。
  通り過ぎて停止したらミラーで後方の安全を確認してからバックします。
  右後方に入る場合は左ミラーとバックミラーで後方を見て、窓から顔を出して
  バックします。
  左後方の場合は右ミラーとバックミラーを確認してから後ろを振り返ります。
  もう一つ注意点。飽くまで「方向転換」が目的なので、駐車スペースが車一台
  分ギリなら無理にバックしなくて良いです。ドアを開けて車体がぶつからない
  程度にバックしたらオッケー。ドアは開けて構いませんし、車体前部が多少は
  はみだしていても問題ないです。ぶつけたら失格ですので余裕を持たせましょう。

 

以上簡単ですがポイントを整理しました。

 

誰かの何かの役に立てばいいな。

 

今回のおいらは上記以外の部分で落ちたので、基本的な姿勢というか心構えが不足していました。

 

物事には必ず何らかの意味があるとするならば、今回の失格はおいらにとって絶対に必要なプロセスだったのかも知れません。

 

よーし、26日は頑張りますぜ!

 

それでも、もしダメだったら、・・・・・・次頑張ります(笑)

 

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2006年10月10日 (火)

路上試験落ちました(泣)

試験コースはBコースと呼ばれる、うちの近くのきわめて細い道でした。

右折レーンに乗ろうとしたら直進の信号待ち車が右に出ていたのでセンターラインギリで入ったら、「無理に行かんでいい待ってろ。線ギリだぞ」と行った後で言われ、焦り始めてしまいました。

何てことない鋭角の左折でハンドルの戻しが遅れてふらついてしまいました。いかんいかん、落ち着けパカ山。ふらつき1回で落ちはしない!

しかし最後に極めつけの出来事が待っていました。

歩道のある狭い道で、横断歩道よりも歩道奥側に、ばぁさんが買い物車を持って立っていました。位置的にはこちらの進路を横切る方向ではなく直進方向の横断歩道の前に立っているのですが、体はこっち向きで、しかしただ立っています。動く様子はありません。全ての車が通り過ぎて行きます。私も別段気に留めず通り過ぎようとしたら試験官にブレーキ踏まれました。「止まっとけ」だそうです。終わりました。失格です。

そのばあさんとにらみ合うこと約一分。ついに対向車も止まりました。・・・が、そのばぁさんが次にとった行動は、「行け」との合図でした。

「なんやねん!」

「あれはないよね、もしかしたら多少大目に見てはくれんかな」と淡い期待を持っていましたが、結果は「失格(試験官補助)」でした。やっぱダメなのね。

「あんのバ○ァー!」

しかし、改めて振り返って見るとやはり止まるべきでしたね、反省しました。

今回の結果を真摯に受け止め次回に備えたいと思います。

車を降りる時「右折左折は良く出来ていた」と言われました。

それと、「右折待ちの時は間隔あいたらすぐ行け」だそうです。

その方が減点されないはずだと、わざと慎重にやってました。

どっちがいいのかなぁ。

次回も魔物が出るかもしれないので、イメトレを徹底してリベンジします。

今回は貴重な経験を積めたと思うことにします。

それでは皆さん、午後も頑張ってください。ごきげんよう。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

普通自動車の技能試験の日

夜分に失礼いたします、パカ山でございます。

 

えっと、XM16E1が好きなのは皆さんご存知だと思いますが、
Gactのファンであることは意外と知られてません。

 

タイトルの通り、本日夜が明けてから何時間かすると、自動車免許の技能試験です。
これに受かれば講習参加の後、免許交付となります。

 

もうすぐ深夜1時ですが目がさえてしまい、ずっと宇宙戦艦ヤマトの設定本を見ていました。
アフォでございます。

 

試験にたいして別段緊張はしてませんが、今日から仕事が始まると思うと複雑な心境です。休みってやつは何でこんなに早く終わってしまうのでしょうか。

 

さて、そろそろ寝ます。

 

おやすみなさいませ。良い夢を。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月 7日 (土)

駆逐艦雪風製作日記(飾り台編3)

こんにちは、パカ山です。

XM16E1が好きですが、実はりんごが嫌いです。

今日は午前中に少しだけ作業しました。

Photo_131艦底板との継ぎ目が非常に目立ち、且つ面イチではありません。
よって、ついに出番だ光硬化パテ!

Photo_132モリモリしたらマスキングを剥がしてこの通り。

蛍光灯にかざして2分。

 

Photo_133ついでにダメ押しの硬化を2分。

うん!固まったよ!凄いよコレ!

そんで削りにかかりますが、カッターを当てて削っていくと剥がれました(泣)。喰いつきはエポキシパテ程度のようです。

まぁ、使い方に慣れれば非常に使えそうです。やっぱ1000円超は伊達じゃない。

そんで今日の午後はコレでした。
Photo_11車の練習です。

10日に技能試験なので、試験コースを練習しています。

明日は練習場の予約をしました。場内課題、特に車庫入れの練習を試験場内で行ないます。

何としても一発で受かりたいので真剣にやっております。

それでは今日はこの辺で。

私はこの時間から仕事でございます。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年10月 3日 (火)

戦慄の難試験

今日から遅い夏休みでございます。

 

この連休で自動車の本免を取ってしまおうと、たった今学科を受けてきました。

 

昨日も仕事で午前様。帰宅後はいつもの通り相互リンクさせていただいている菰田さんのウェブログを覗いて、サバイバルゲーム関連の掲示板をチェックし、艦船模型のサイトでため息をついておりました。・・・・・試験勉強を一夜漬けで集中してやるためには後顧の憂いを絶たなければなりません。なのでこれらは絶対に欠かせません。義務です。

 

ひとしきり終了すると、ネットで拾ってきた画像の整理に追われました。別に今やらなくても良いのですが、試験勉強よりも楽しいので仕方ありません。

 

気が付けばあまりに膨大な量になっています。

 

・・・・・「こいつは骨が折れるぞ」

 

とため息をつきます。

 

・・・・・「今日一日じゃムリだな」

 

早々に切り上げると、最近見ていなかったサイトにも足を伸ばしました。

 

「お、金田更新してる・・・・」と独り言が出てきます。ちなみにドラマの台詞でございます。

 

「舷外電路の押さえ金具をどう表現したらいいものか・・・・」

 

新たな悩みが浮上したりしました。

 

・・・・「遺憾!明日早いのに、このままでは起きられない!」

 

そう、遅刻したら元も子もありません。

 

なので寝ました。

 

朝。

 

何で寝ちまったんだYO!参考書開いてもいないYO!

 

何でおいらはいっつもこうなんだ!

 

パカ山の馬鹿馬鹿馬鹿!

 

高校時分のテスト前も結局何もせずに本読んで徹夜するだけ。全く学習しません。

 

・・・・というか、嫌な事は最後の最後までとっておく性格は全く治りません。

 

朝飯を食うともう時間。路上練習記録を慌てて記入すると試験場に出発しました。

 

試験場に着いたら即印紙を買って書類を提出しました。受付にせかされ試験会場に入りました。

 

やっと勉強開始です。試験まで20分。驚異の集中力と速読力で一気に暗記していきます。普段からこの力を出すことが出来ればもう少しマシな人間になってたと思います。

 

そんで試験開始。「アムロうまくやれよ」心の中でそうつぶやきました。

 

・・・・・・う、さっそく来たぞ、うむむ。

 

「踏み切りで車が故障したら備え付けのボタンを押し、発炎筒等で合図を送り、車の移動に努めなければならない」

 

・・・・・これはどういうシチュエーションなのでしょうか?

 

どういうことなのだ。電車が来ていないのなら踏切内から車を排除する事に努めるのは運転者の義務だ。・・・それは分かる。
しかし、どういうことなのだ。連中は作問も未熟なら、文章力もまるで素人だ。

 

・・・・焦ります。「これで何度目なんだパカ山!」

 

「くそう、なめるなよぅ!馬鹿にするなよぅ!」・・・・そのうち開き直りました。

 

でも試験中にそんなことを考える自分がちょっと痛い人に思えてきました。

 

結局50分の試験時間のところを35分で終わらせ、見直しは全くせずに寝ました。

 

結果を待つ間、煙を吹かしながら人間観察で時間をつぶします。

 

二輪や原付の受験者には十代にして既に酸いも甘いもなお子ちゃまが沢山います。

 

「高校は自分からやめたもん」・・・・と言いながらタバコを吸う化粧の濃い娘。

 

友人の様子を見に来た高校生のバイク乗りは「オレは5回で受かった」と少し自慢げ。

 

「そんな君らを愛してくれて、食わしてくれて、車やバイクまで買ってくれる親がいることだなぁ(詠嘆)」

 

試験場通いも長くなるとすっかり慣れてしまいました。

 

さて、11時15分。発表の時間です。

 

本免は殆どが日本人。大抵は合格すれば即免許交付の人たちばかりです。

 

おいらは受かれば路上試験の予約に進みます。

 

本日の本免受験者は7名。うち日本人は6名でした。多分精鋭揃いでございます。

 

本免の発表は一番最初。3500番代の下二桁が表示されます。

 

・・・・・・で、表示された画面を見て目を疑いました。

 

そこに表示されたのは、小さく「06」と2文字だけです。

 

何と合格者は、私1人だけでした。

 

・・・やはりあの問題はかなりやばい問題なのでしょう。恐るべし愛知県警マジック。

 

思い起こせば仮免学科の時も、数十人の本免受験者中合格していたのは10人程でしかなかったように記憶しています。

 

・・・・・・おそろしや。・・・っていうか運転とは違う力を試されている様な気がします。

 

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年7月21日 (金)

敵を知ること

「敵を知り、己を知れば・・・」とはよく聞く言葉である。

 

しかし今日ほどそれを強く感じたことはない。

 

それというのも、

 

・・・・・仮免、取りました。

 

何を今更って言われるかもしれないけど、今の今まで(30歳過ぎて随分経ちますが)免許なしだったのですよ!

 

自動二輪は持ってたけど更新忘れで失効。
都内の駐車場事情からすると、車持つなんておいらにはムリ。
学生の時に取るのが普通なんだけど、訳あって仕送りなしだったのでそれもムリ。

 

しかし今は愛知県人。ずっと突っ張って自転車で通してきたけど、
・・・・もう限界。

 

だって、

 

サバゲで銃が一丁しか運べないのが耐えられない!

 

もうイヤだ、こんな生活。
山ほど装備運んでみたい!
気分で武器を選んでみたい!

 

で、自動車ガッコの資料見たけど、目が点になった。
タッケー!マジで?ムリムリ!絶対ムリ!
テッポならいくつ買えるのかしら?
89式とか、M14とか、三八式でも余裕ジャン!

 

・・・・で、一発試験にしました。

 

豊川の自動車練習所に登録しました。
一回6,600円で一時間練習できます。

 

「まぁ、2~3回練習したらすぐいけるでしょ」とナメきってました。

 

そんで初回。マニュアル車。いきなりコース一周まわってみたら、

 

・・・・生まれてきたことを後悔したくなるほどボロボロ!

 

「こんなにムズイのかYO!」「聞いてないYO!」

 

・・・・「マニュアルムリ!AT上等!」
翌日からATに切り替えて練習開始。
でもね、全くダメ。
教官に「自動車学校行った方が早いよ」と言われる始末。

 

しかしその言葉がおいらのハートに火を着けた。

 

・・・・が、やっぱりダメはダメ。

 

仕事の都合で、月に2回乗れるかどうかで、無常にも数ヶ月が経過した。

 

8回目の時、「今何回目?」と教官に聞かれた。8回と答えると
「8回目か、まぁそれなりだな。・・・・いい方ではあるけど」と!

 

おいらは思った。「なーんだ。やっぱおいらイケてんジャン!そろそろ試験受けてみるべ」
・・・・あー!何たるアフォー!そんな状態でおいらは受験を決めたのだ。

 

どれくらいナメてたかすぐに分かる。学課で落ちやがった。
「おいら、カッコワルイ」

 

さすがに心を入れ替えて勉強し学課はクリアした。いよいよ技能である。

 

余談だけど、仮免一発は外国人が殆どで日本人は2割もいない感じ。しかも合格率が低い。学課では2~3割りしか合格してなかった。

 

技能一発目。練習の積りで受験。でも、あわよくば受かってしまおうという野望も胸に秘め、誰よりも早く試験場に着いてコースの下見も完璧。

 

緊張のため足はガタガタ。死にそう。
一番に来たから試験も一番。とにかくふらつかないようにハンドル操作に集中してみた。
少しメリハリはなかったけど結構イケた感じ。少し期待できそう。
しかしその結果は、70点以上で合格のところをたったの55点!

 

「え?」

 

正直採点の基準が見えない。こんなに低いとは思わなかった。
採点基準は教えてくれなかったが、何かが欠けてる?
・・・・そうか、メリハリだ!

 

そう思ったおいらは再び練習所通いを始め、メリハリを着けることに執着してみました。
でも2回しか乗る時間なかったけど。

 

で、2回目の技能試験。
緊張のあまりコース間違い。でも、メリハリは十分の元気な走りできっと好印象!・・・・と思ったら、「飛ばしすぎ」と怒られました。「失格」ですって。

 

メリハリとか、スムーズさとか、礼儀とか、頭の中は堂々巡り。
「もしかしたら、わざと落としているのでは?」とまで考える。
三回目からしか合格させないのかとか、もう頭の中ぐちゃぐちゃ。

 

練習場にも行ってみた。気合入れて乗る。でも何か判然としない。
ただ、確かにまだ下手ではある。ベテランほどではない。
しかし、そこらの若葉マークよりは走れてる気はする。
ならば矢張り回数なのか?練習してもムダなのかYO!

 

自問するうち試験日になる。第三回目。
普通に走った。最後にコースミスをしたが復帰してゴール。
左折で膨らんでると短く言われた。

 

結果を待ちながら、当然期待はしてしまう。初回とは比べ物にならないくらいスムーズな走りだったし。

 

結果が出たが、落ちてた。でも点数は上がったはずだ。

 

しかし・・・・・・「下がってるYO!50点以下だYO!」

 

もう訳わかんないぞ!そもそも受かる試験なのか?

 

失効の人しか受かんないとか!
初めての人お断りとか!

 

へこみまくった挙句、ネットで技能のコツがないかと探した。

 

・・・・・・・「ありまくる!(泣)」

 

なになに、左折はインから入ってインを突いてインベタで出る。
右折時以外一瞬たりとも道の左端から1m以上離れないこと。
その他にも死ぬほどありやがる。
「何で最初に調べなかったのかYO!、おいらのバカー!」

 

そんで昨日、受けてきました。運転の練習は全くせず、コース図片手にイメトレを繰り返しただけです。
試験中、一箇所やや大回りがあったものの、ミスがミスと分かるのがこれまでと違うところ。

 

試験終了後、細かく注意をされたが「これから外に出ると」という一言が入ってた(?)。
最後に「写真は持ってきてるか?発表まで分からんがな」と!こ、これは?

 

その日は日本人が2人、外人が8人位受験していました。
発表時間、担当者が開口一番「今日は合格は一人」と宣言!
一瞬の緊張が走りました。そして、おいらが呼ばれちゃいました!

 

長い道のりでありました。

 

でも最初からネットで調べてればよかった話。

 

要は自業自得。

 

Photo_11本日の教訓
「事前によく確認しましょう!」

| | コメント (1) | トラックバック (0)